Clipchampは無料でも利用できるオンラインビデオ編集サービスです。
どんなことができるかはこちらのページに詳しく紹介されているのでご覧ください。
ここでは授業で活用できる機能を中心にご紹介します。
基本的な画面
編集中の画面はこのようになっています:
ここではビデオトラックが選ばれているので、ビデオ編集に関するメニューが画面上部に表示されています。
ビデオトラックの下にオーディオトラックが2本あります。複数の音声ファイルを重ねたり、BGMを入れたりすることもできます。
オーディオトラックはいくつ作れるのかは調べていませんが、私が試した限りでは少なくとも5トラックは入れることができました
左上の+を押すと、下の左の画面が開きます
ビデオやオーディオファイルをここにDrag & Drop して読み込みます。DropboxやGoogle Driveなどからファイルを読み込むこともできます。
+を押さなくても、Clipchampの画面上にファイルをDrag&Dropすればファイルが読み込まれます
「From phone」を選ぶと右の画面になります。スマホからファイルを読み込むときにとても便利です。
執筆段階ではまだベータ版なので、動作は少し不安定です
以前はコードを入力するスタイルだったので別のPCからもアップロードができたのですが、今はQRコードだけになっています
QRコードはスマホで一度スキャンしてアップロードページが開くと、他のスマホでは開けなくなります
別録音したナレーションを追加
オーディオトラックを複数追加できるので、別に録音した音声ファイルを追加することができます。1本のオーディオファイルを分割して適切な位置に動かすことができるので、直感的に作業することができます。
左上の+で、「From phone」を使うと、他のPCやスマホで録音したファイルを読み込むことができるので、共同でビデオ作品を作ることも可能になります。
字幕付け
Clipchampを使うとビデオにテキストを貼り付けることが簡単にできます。特にビデオに字幕をつけると言う活動にぴったりです。
左に並んでいるメニューアイコンの中の「Text」を選んでください:
このようにたくさんのパターンが用意されています。字幕をつける時は真ん中の写真にある「Caption」を使います。「Caption」の一つを選んで+を押すと、字幕トラックが追加されます。
テキストの編集は、画面上部の「Text」で行います。字幕の位置やサイズの変更は「Transform」を使います。
字幕トラックも、ビデオやオーディオと同様トリミングができ、位置も自由に動かすことができます。
Text to Speech によるナレーション
+を押して「Record your webcam or screen」を選ぶと右のような画面になります。その場で撮影したり、PCの画面を録画することもできます。また、(これもベータ版ですが)Text to speech を選んで、テキスト読み上げ機能を使ったナレーションを追加することもできます。
テキストを入力してLanguageを選択し、「Save to media」を押すと、右のように音声トラックが追加されます。
編集が終わったら
Text to speech のナレーションと字幕を追加した画面はこのようになります
右上の「Export」を押すとビデオを書き出すことができます。
無料の場合は 480p での出力になります。また、ビデオのリンクも生成されるので、YouTubeなどへのアップロードをしなくてもビデオを公開することができるようです:
https://clipchamp.com/watch/cJiJBqFDRY9?utm_source=share&utm_medium=social&utm_campaign=watch
このビデオがいつまで保存されているのか、執筆段階では不明です
授業で使う時、学生が使う時の注意点
無料版の場合、編集データは保存されますが、ビデオや音声などのファイルは保存されません。別のPCでこのプロジェクトを開くとこのようになります:
編集に使ったビデオや音声データを移動させた場合もこのように表示されます。「Locate asset」をクリックして、データが入っているフォルダを選択すれば編集を続けることができます。
別のPCで編集作業を続ける可能性がある場合は、ビデオや音声データなどをクラウドに保存しておくことをお勧めします。
Text to speech で書き出した音声データは、別PCでも再生できました。